中古マンションを選ぶ際、マンションの外観や間取り、内装などはもちろん気になりますが同時に、マンションの構造上の問題についてもとても気になりますよね。

中古マンションの場合、建築の過程を見て判断することが不可能です。ですので、なおさら構造上の問題は見えないですし気になります。マンションの外観や間取りや内装などは自分の目で十分確認することができますし、ある程度自分で問題や欠陥を見つけることも可能でしょう。しかしマンションの構造上の問題や欠陥を確認することは素人では困難といえます。

マンションの構造上に問題があるかどうかをチェックする一つの判断の基準に、中古マンションが建築された時期で判断するという方法があります。

例えば1980年代後半から1990年代前半頃はバブル期と呼ばれる時期でした。このバブル期の時期はマンションなどの不動産は飛ぶように売れる時代だったといえます。マンションは建てれば必ず完売する時代でしたので、短い工期で次々に建設された時期です。人手不足や資材不足の状況のなかで、日雇い労働者によって粗悪な資材を使用して建築されているマンション物件も少なくないといいます。やはりこのような時代の背景を考えると、マンションなどの構造上の質に影響がある場合を否定できません。

また、バブル期以前の1970年代前半の時期は、高速道路やビル建築ラッシュ、さらにマンションの建築ラッシュが重なった時期です。すなわち、コンクリート資材が不足した時期といえます。この時期に建築されたマンションに考えられることは、コンクリートの質、粗悪なコンクリートが使用されている可能性です。

しかし、もちろんいえることは、これらの判断基準は一つの目安であり、このような時期に建築されたマンション等の物件のすべてが粗悪な物件というわけではありません。後に耐震補強工事などを十分に施行されているということもありますし、本当に価値のある中古マンション物件もあるでしょう。

中古マンション物件の構造上の判断を知るのにプロの力を借りるという方法があります。不動産インスペクション、また既存住宅性能表示という、その建物の構造を専門家が客観的に評価してくれるシステムがあります。10万円から20万円程の費用が必要となりますが、安心して中古マンションを購入されるために必要な費用と考えて、予算に組み入れておかれてはいかがでしょうか。